※2021年7月、株式会社グロースXに社名変更しました。
「Co-Learning(コラーニング)」は、スマートフォンアプリの名称として継続して使用いたします。

デジタルマーケティングの重要性が高まる一方、マーケター人材の不足、社内育成・研修の難しさが問題になっています。
さらに、デジタルシフトが急速に進んでいく中、マーケティング部門だけでなく、全社でマーケティングリテラシーを向上すべきという声も上がっています。
*関連記事:デジタルマーケティングの重要性と現場が抱える課題とは?

このような状況の中で、どんなマーケターをどのように育成すべきなのでしょうか。

マーケターが置かれている環境を振り返り、目指すべきマーケター像と、育成に必要な3つのステップを紐解いていきたいと思います。

また、育成のステップの他に、現代のマーケターに必要なスキル50選を体系的にまとめた
【無料ダウンロード】マーケター育成3つのステップと必須スキル50
も併せてご一読ください。
自社でマーケティングに関わる人材にどのようなスキルやノウハウが必要なのかがお分かりいただけます。

 

(1)現在のマーケターが置かれている環境

現在のマーケターの環境を知るため、まずは2000年頃のマーケターの環境を見てみましょう。

2000年頃は、デジタルマーケティングが多様化し始めましたが、まだデジタル担当者は少なく、少人数で一貫してデジタル施策を行っていました。

2000年のマーケターの環境

 

そして現在のマーケターの置かれた環境です。
2019年にはインターネット広告費が2兆円を超え、テレビメディア広告費を逆転しました(電通調べ)。
スマホ・タブレットなどデバイスが多様化し、ビッグデータという言葉に象徴されるように情報量が大きく増え、また複雑化しました。

2020年のマーケターの環境

 

業務が細分化され、デジタル施策が多様化し、一口に「マーケター」と言っても、各々が得意とする知見や守備範囲が異なるようになりました。
マーケティングを網羅的に見ることができていた従来のマーケターに比べて、限られた領域の専門性が高いマーケターが増えています。

現在のマーケターの特徴
このような環境の中で、特定の分野や技術に詳しい“アンバランス”な人材が増えてきています。

施策の立案などの上流工程の経験が少なく、他の分野についてはあまり詳しくないため、俯瞰して物事をみることができず、ジョブチェンジも難しい状況です。

 

(2)目指すべきマーケター像は?

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目指すべき理想のマーケターは、自立して、周りを巻き込みながらPDCAを回せる汎用人材です。

業務が細分化された中、ベーススキルを満たしたバランスのよいジェネラルなマーケターであれば、他部署との相互理解を深めながら、スムーズに施策を遂行することが可能です。

会社のジョブチェンジにも適応でき、それが本人のキャリアアップにもつながります。

 

では、そのような理想のマーケターを育てるには、どのような教育を行う必要があるのでしょうか。

 

(3)マーケター育成のための3つのステップ

マーケターの育成には、「スキルの可視化」「ベーススキルの学習」「実践の場でのアウトプット」という3つのステップが必要です。
順番に見ていきましょう。

 

ステップ1:マーケティングスキルの可視化

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▲多岐にわたるマーケティング業務の中で、どの知識がどれくらい身についているのかを把握します

 

ステップ2:ベーススキルの学習

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▲ベーススキルを学んで全体感を捉えることで、実践で使える知識を増やします

 

ステップ3:実践の場でのアウトプット

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▲インプットした知識を、実践の場でアウトプットすることでスキル化します

 

まとめ

  • 現代のマーケターを取り巻く環境から、限られた領域の専門性が高い“アンバランス”な人材が増えている
  • デジタルマーケティングの施策を実行していくためには、「自立して、周りを巻き込みながらPDCAを回せる汎用人材」を育成していくことが必要
  • マーケターの育成には、「スキルの可視化」「ベーススキルの学習」「実践の場でのアウトプット」という3つのステップがある

 

育成のステップの他に、現代のマーケターに必要なスキル50選を体系的にまとめた
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