次のフェーズに必要なのは、”OJTに依存しない、マーケティングスタッフの育成”だった
―― まずは貴社のサービスについて教えてください
田中さん:
弊社は、プロテインやアミノ酸サプリメントなどのニュートリション製品、フィットネス・コンディショニング製品など、健康に関わるプロダクトを扱うメーカー事業を中心に事業展開しています。販売チャネルはAmazonや楽天市場などのECモールと自社ECを中心に、マルチチャネルでの販売をおこなっています。毎年右肩上がりに成長しており、YOY20%増(2023年9月期実績:約62億円)で売上成長しています。
これまでは「より挑戦者の多い世界の実現」をブランドパーパスとして掲げる「GronG」のみを展開していましたが、多様化する消費者ニーズに対応するためにマルチブランド戦略に舵切りをおこないました。
直近では、美味しさ特化のプロテインブランド「DELICIOUS FIT」を2024年4月にローンチし、発売から1か月で約2tを売り上げるなど、好調なスタートを切っています。
メーカー事業以外では、24時間ジム(GronG GYM 24)を2022年6月から運営しており、タッチポイントの強化やプロダクト開発・改善に活かすなどを目的に、事業シナジーを狙った活動をおこなっています。
―― なぜマーケティング研修を導入しようと思われたのでしょうか?
田中さん:
弊社は典型的な機能別組織であり、専門外の知識やスキルを持った人材(総合的な視点を持った人材)が少ないという問題を抱えていました。
部署の垣根を超えた業務への関心が低く、部分最適は可能なものの、全体最適ができておらず、結果成果につながりにくいといった状態だったのです。
問題解決のため、まずマーケティング人材の採用を進めましたが、本社が関西というエリアの影響もあり、そもそも応募自体が少ない状況でした。
そうなると、今度は社内の人材育成を強化しようという話になるのですが……
学習が習慣化していないスタッフと、学習意欲の高いスタッフとの知識・スキル差が顕著に広がり、特定のスタッフに業務が集中したり、共通言語が持てず業務やプロジェクトが効率的に進まない、などの課題が浮き彫りになってきました。
これらの課題を解決するため、マーケティング人材育成サービスの導入を検討する中で、
・学習の習慣化・定着化ができる
・マーケティングの共通言語を持ち、総合的な視点を持ったスタッフの育成ができる
・学習やアウトプットが活発であり、成果を残せる組織へ進化できる
これらの「実現したいことが、グロースXを通じて達成できるのではないか」と考え導入に至りました。