ーー島田さん、本日はよろしくお願いいたします。まずは自己紹介からお願いできますでしょうか。
私は11歳と9歳の子どもを持つママで、いまはフリーランスとしてコーディングやマーケティングの業務を請け負っています。
前職は医療機関向けのシステムベンダーで、16年ほど開発・保守などに携わっていました。子どもを産んで職場復帰したのが27歳のときだったのですが、会社員と母親の両立は本当に大変で、自分には向いていないな…と感じていて。
仕事も子育ても中途半端、会社にも子どもにもいつも謝っているような気がして、すごく苦しかったんです。でもその一方で、新しいことにチャレンジしたい気持ちもあったので、会社員を辞めて自分の力で自分のやりたいことをやっていこうと決めて退職しました。
何もないところからのスタートでしたが、前職で携わっていたプログラミングはとても好きだったので、まずはプログラマーとして自分でWebサービスを立ち上げていくことを目指そうと。
それを目標に色々な勉強会などに参加して、最初はそのつながりからコーディングのお仕事をいただいたりしていました。
ーーそうした活動をされている中で、フィリアンさんとの出会いがあったのですね。
はい。最初は代表の川端さんにTwitterでお声がけいただいたことがきっかけでした。そこから、当時川端さんが運営されていた、ママのためのオンラインスキルスクール「Muse Academy」の前身にあたるコミュニティに入れていただいて。
そこではコーチングを受けさせていただいたり、ライターのお仕事をいただいたりしたのですが、その中で、「グロースXというアプリを使って、マーケティングを学びたい人はいませんか?」というお声がけがあって、参加させていただくことにしたんです。
ーーもともと島田さんはマーケティングのご経験はお持ちではなかったと思うのですが、学習しようと思われたのにはどういった背景があったのですか?
将来的に自分でWebサービスを運営する上で、いまはWebでの集客ができないと絶対にやっていけない時代じゃないですか。書籍やWeb上の情報でも学べますが、マーケティングは範囲が広いですし、何が正しいかもわからない。その上新しい情報もどんどん出てくるので、どう学べばいいの? と思っていたんです。
そして「グロースX」を紹介いただいたときに、私がずっと使っていたOisixのCMT(Chief Marketing Technologist)の方が監修されていると知って、それであれば絶対に良いコンテンツだろうなと。
そうした背景で「グロースX」を始めて、いまは11ヵ月が経ちました(※2021年12月の取材時)。
ーー島田さんは、「グロースX」の学びをNotionにご自身でまとめていらっしゃるんですよね。
そうなんです。最初は、ちょっとした隙間時間にアプリを進めていたのですが、頭に入っていない気がしていて…。これじゃダメだと思い、アプリで学習をしながらパソコンでNotionを開いて、重要なポイントをまとめていくようにしたんです。
ーー素晴らしいですね。後ほど、このNotionの運用法についてもう少し詳しく聞かせていただければと思います。
ーー島田さんは、「グロースX」の学びをきっかけに、マーケティング領域でもフリーランスとしてお仕事を受注されたんですよね。
そうなんです。もともとはLPのコーディング依頼だったのですが、私がマーケティング学習をしているというお話をしたところ、「マーケティングは何もやっていなくて、困っているのでやってみませんか?」というお話をいただいて。「グロースX」を始めて5ヵ月目のタイミングでした。
ーーいま、具体的にはどういったお仕事をされていらっしゃるのですか?
「PARKLoT」というTwitterキャンペーンツールを運営している株式会社X-HACKで、マーケティング領域の色々なお仕事をさせていただいています。
例えば、自社やお客様のTwitterキャンペーンを企画したり、バナーを提案したり。また、ブログを運営しているので、SEOキーワードを選定しながらコンテンツを制作して、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールを使った効果測定も行っています。
他にもLPやプレスリリースの設計、メールマガジン配信、サイト更新まで、かなり幅広く取り組ませていただいていますね。
ーーマーケティング未経験だったにも関わらず、いまではコンテンツマーケティングにまで取り組まれているとは、すごいですね!
自分でも、まさか私がこんなに早くマーケティングの仕事をするようになるとは思わなかったです。実は業務でも、「グロースX」の学びを本当に活用しています。
例えば、もともとLPのコンバージョン率が非常に悪かったんです。それを改善したいという話があったときに、「グロースX」の該当パートを見てみると、「入力フォームの離脱率をきちんと見なければいけない」とあって。
実際にチェックしてみたところ、フォームへの入力を始めた後に、半数ほどが離脱していたんです。なぜだろう? と思ったら、会社の住所や電話番号などが必須項目になっていたんですね。これはみんな途中で辞めるよね、と。
そこで入力項目を必要最低限にしたところ、離脱率も1〜2割まで下がって、問い合わせ件数が伸びてきたんです。自分だけでは、こういった発想に至らなかったと思います。
ーーここまでお伺いしたように、「グロースX」での学習にしっかりと取り組まれた結果、お仕事でも成果を出されている島田さんに、今日は10個の質問をご用意しました。ひとつひとつお聞きできればと思います。
▼島田さんにお聞きした【10の質問】
Q1:グロースX開始前の、Webマーケティングに対する理解度はどのくらいでしたか?
Q2:お忙しい日々を過ごされる中、どういった時間に学習を進めていましたか?
Q3:学習を継続するのはハードルが高いですが、習慣化するためのコツはありますか?
Q4:どういったときに学習へのモチベーションが上がりましたか?
Q5:グロースXを、動画型eラーニングや書籍等の学習方法と比較するといかがですか?
Q6:グロースXには様々な機能がありますが、特に学習に役立っているものはありますか?
Q7:先ほども登場した「Notionまとめ」の作り方を教えてください。
Q8:特に成果や実践につながった学習内容はありましたか?
Q9:逆に学習に苦戦した内容はありましたか? そして、どう乗り越えましたか?
Q10:島田さんのネクストチャレンジについて、最後にぜひお聞かせください。
Q1:「グロースX」開始前の、Webマーケティングに対する理解度はどのくらいでしたか?
そもそも前職はとてもクローズドな業界だったこともあり、Webマーケティングとは無縁でした。
ただ、以前に中小企業診断士の勉強をしていたので、市場分析に使うSWOT等のフレームワークは一応知っていました。また、独立後にはWebメディアについての講座を受講するなどインプットを行っていたので、基礎的なことは多少知っている状態ではありました。
とは言え、実務経験は全くなく、Googleアナリティクスを触ったこともありませんでした。自力で少しずつ学習をスタートしたものの、正直「こんなレッドオーシャンでどうやって戦っていくんだろう…」という気持ちがありましたね。
ーーそこから現在は、マーケティングのお仕事を受注され、成果もしっかり出されているのがすごいですね!
Q2:お忙しい日々を過ごされる中、どういった時間に学習を進めていましたか?
私は「毎日、朝起きたらすぐに1チャプターをやる」という方法で進めています。
家ではスタンディングデスクで仕事をしているのですが、寝る前に必ずデスクの位置を上げて、さらにモニターの前にスマホスタンドを置いておくんです。そうすると、朝起きたらすぐにスマホに向かって、立ったまま学習ができるんですね。座ると眠くなってしまうので、わざと立ったままやるようにしていました。
「グロースX」は1単元が30チャプター前後なので、毎日1つずつ進めるとちょうどよく終わるんです。最初は「嫌だな〜」と思いながら週末にまとめて学習していましたが、「溜めるからダメなんじゃない?」と思って。
毎日1チャプターであれば嫌な気持ちにならず進められます。それに、日中はどうしても忙しいので、朝起きた瞬間が一番時間を確保しやすいんです。とは言え、仕事や家庭の事情で毎日できない月ももちろんありますが…。
ーーきちんと工夫されて、習慣化されていることが素晴らしいですね。
Q3:学習を継続するのはハードルが高いですが、習慣化するためのコツはありますか?
コツは「誰かを巻き込むこと」だと思います。例えば「皆で朝この時間にZoomをつないでやりましょう」といった方法も良いのではないでしょうか。
私も習慣化するまでは、夫が朝通勤するときに一緒にコンビニのイートインスペースに行って勉強する…といったこともしていました。やはり一人では、くじけてしまうと思うんですよね。あとは、学習する場所を決めてしまって無理にでも行くようにする、といったことも良いかもしれません。
ただ、私はルーティン化するのが好きなタイプなので、このやり方はとても合っていますが、向き不向きはあると思います。まとめて一気にやる方が向いている方もいると思いますし、自分がやりやすい方法を見つけていくことが大事ですよね。
ーー皆さん環境も違いますし、できる範囲で工夫しながら色々試していくのが良さそうです。
Q4:どういったときに学習へのモチベーションが上がりましたか?
やはりマーケティングのお仕事をいただいたときです。これまでやってきたことは無駄ではなかったし、学んだこともそのまま活かせる。モチベーションがギュンと上がりましたね。
ーーやはり学んだことをアウトプットする機会があることが大切ですね。
Q5:「グロースX」を、動画型eラーニングや書籍等の学習方法と比較するといかがですか?
個人の好みになってしまいますが、もともと動画型のeラーニングはあまり好きではないんです。見たときはわかっていても頭に残らない気がするのと、戻って復習しようと思ったときに、なかなか見たい箇所を見つけられないのも不便で…。
書籍は普遍的な知識を学ぶ方法としては良いのですが、Webマーケティングに関してはすぐに情報が古くなってしまうので、最適ではないかなと思います。あとは、選び方も難しいですね。人気のある書籍は実は中身がスカスカだったり…ということもあるのかなと。
その点「グロースX」は、企業の研修でも使っている実績があり、かつとても広範囲に渡るマーケティングの知識が、体系立ったコンテンツになっていることが良かったです。これをやれば一般企業で受け入れられるくらいのスキルが身に付くんだ、と思えたことが、動画や書籍とは違うかなと思います。
ーーありがとうございます。実践に活かせるスキルを身につけることがとても大事ですよね。
Q6:「グロースX」には様々な機能がありますが、特に学習に役立っているものはありますか?
一番良かったのは単元ごとにある「理解度確認テスト」です。あれがけっこう、ガチで難しくて(笑)!
ちゃんと覚えていなければ答えられないような内容ですし、1ヵ月ごとにあるので、復習の機会としてとても良いです。普段は「わーっ」という感じで学習しているので、テストで「え?こんなの出てきたっけ?」となることも多かったですね。
あとはランキングも良かったです。負けず嫌いなので、一番を取りたくてがんばれました。
ーーランキングは、見ている方はかなり見ていらっしゃいますね!それがモチベーションにつながるという声も多いです。
Q7:先ほども登場した「Notionまとめ」の作り方を教えてください。
基本的にはグロースXのアプリを進めながら、大事なところや覚えておきたいと思ったところを音声入力でNotionに吹き込んでいます。例えば、太字になっている箇所だったり、チャプターのまとめの部分ですね。
あとはちょくちょく登場するスライド画像も活用しています。情報がまとまっていて、これを見れば内容を思い出せる…というものも多くあるので、AirdropでiPhoneからMacに転送して、Notionに貼り付けています。
最初、「グロースX」はコピペができないことが不便だと思っていたのですが、結果的に自分で重要な箇所を選んでNotionにまとめ直すことで、きちんと頭に入っている部分があると思います。やはりインプットだけではなくアウトプットをしなければ知識が定着しないので、これはやってよかったですね。
大変そうに見えるかもしれないですが、1日1チャプターのペースで進めるとすると、必要な時間は15〜20分ほどです。
ーー音声入力で「口に出す」ことで、頭に入っていく効果もありそうですね。色々と工夫されていて、素晴らしいです。
Q8:特に成果や実践につながった学習内容はありましたか?
7ヵ月目に学んだSNSマーケティングや、ファンマーケティングに関するチャプターかなと思います。
SNSマーケティングについては、各プラットフォームの特徴などがまとまっていたので、とても参考になりました。「グロースX」での学びを軸に、「Twitterキャンペーンを成功させるコツ」といったコンテンツも制作して、PARKLoTのブログにも掲載しています。
ファンマーケティングについては、自分で以前書籍を読んだことがあったんです。それで「グロースX」に出てきたこともあって、PARKLoTの運営メンバーでその書籍の読書会を実施しました。
その結果として、ファンマーケティングに関するブログ記事を書いたり、LPのメッセージを変更したり、色々と活用することができました。
ーーやはり実務にダイレクトに活かせる学びがあることが重要ですね!
Q9:逆に学習に苦戦した内容はありましたか? そして、どう乗り越えましたか?
苦戦したのは、一番最初です。Webマーケティングは略語だらけなので、慣れるまでとても難しく感じたのと、リピート率だったり広告パフォーマンスに関する計算があったので。
電卓がいるような計算、久しぶりにやるなあと(笑)。ここは他の受講者の皆さんも、けっこうビックリされていたというか、一気に不安を感じられていた気がします。
そのときは、フィリアンの川端さんをはじめコミュニティのメンバーでコミュニケーションを取りながら、がんばろうと言い合って進めました。
ーー以前もおっしゃっていましたが、一人で進めるとくじけてしまうこともあるので、コミュニケーションも大切ですね。
Q10:島田さんのネクストチャレンジについて、最後にぜひお聞かせください。
いま、こうしてマーケティングのお仕事をさせていただいていますが、今後はこれだけではなくもっと可能性を広げていきたいと思っています。
最終的には自分で事業をやっていきたいので、その上には、Webの集客は絶対に必要になってきます。そのために「グロースX」で学んだことを活かして、より大きな成果につなげていければと思っています。
ーー島田さん、本日は本当に素敵なお話をありがとうございました!